『やさしさが循環する社会をつくる』 株式会社鈴屋

~阪神経営研究会メンバー紹介~
『やさしさが循環する社会をつくる』 株式会社鈴屋 鈴 賢一さん
吹田・豊中・伊丹・淡路島などに13店舗を構え、“美味しいたこ焼きを育てている”鈴 賢一さん。
「やさしさが循環する社会をつくる」というビジョンのもと、地域に根ざした店舗運営を続ける鈴さんに、阪神経営研究会との出会いや、学びをどう経営に活かしているのかを伺いました。
日創研経営研究会に入会したきっかけを教えてください
(鈴)
約12年前、会社が順調に成長し、社員5名・アルバイト80名という体制になった頃、「このまま店舗を増やしていくのは危ういかもしれない」と感じていました。
組織がうまくまとまっていない感覚があり、税理士さんとの面談の中で日創研のSA研修を勧められたのが最初のきっかけです。
その後、SC研修・PSV研修を経て、北大阪経営研究会に入会。以前から共に学んできた多賀さん(阪神経営研究会 初代会長)に「新しく阪神経営研究会を立ち上げる」と誘われ、現在に至ります。
阪神経営研究会に入って良かったことはなんですか?
(鈴)
① メンテナンス機能の強い、バランスの取れた組織
阪神経営研究会は、他の経営研究会と比べて“メンテナンス機能”が強い組織だと感じています。
タスク機能が強い人が引っ張るのではなく、バランスよく支え合っている。
その在り方が、どこか自社にも似ていて、共感できる部分が多いんです。
この組織が“最強のチーム”へと育っていく過程を体感できているのが、何よりの学びです。
② 人とのつながりが何倍にも広がった
入会してから、人との出会いやつながりが10倍以上に広がりました。
その中で自分の居場所を見つけ、素直な自分でいられるようになったことが、大きな変化だと思っています。
学んだことを自社でどう活用されていますか?
(鈴)
① “人に依存しない組織づくり”
学びを通じて、人に依存しない組織を目指してきました。
「誰かが辞めたらお店が回らない」という状態をつくらないようにしています。
辞めたいと言われたときには、次のチャレンジを応援できる会社でありたいし、また戻ってきたいと思ってくれるなら、喜んで迎え入れたい。
自分の強みを客観的に見つめ、それを集中的に伸ばすようにしています。
② “従業員に数字を追わせない経営”
売上や定量目標は、あえて立てていません。
それよりも大切にしているのは、「みんなが楽しく働ける職場」であること。
毎日出勤するのが楽しみになるような、雰囲気の良さが伝わってくる職場づくりを目指しています。
もちろん、その分、仕組みづくりはしっかりと行っています。
阪神経営研究会を勧めたいのはどんな人?
(鈴)
① 右脳型のクリエイターやデザイナーの方
0から1を生み出すような、右脳を使う仕事をしている方におすすめしたいです。
「良いモノだから売れる」という発想だけでなく、マーケティングや経営の視点を一緒に学んでいけたらと思います。
② 経営や数字の学びに触れてこなかった方
売上は上がっているのに、なぜか利益が残らない――そんな悩みを抱える経営者の方には、ぜひ参加してほしいです。
数字の見方や経営の本質を学ぶことで、会社の未来が大きく変わると思います。